社会のリズムと眠気
外部環境の示すリズム現象に生物時計は容易に引き込まれます。
いっぱんに、「外界時計」のほうが生物時計より優位だからです。
引き込みをおこさせるような要因を、「同調因子」と呼びます。
「ツァイトゲーバー」あるいは「同期化因子」ということばも、同じ意味で使われます。
人工的な外界時計として、私たちの社会には「社会時計」があります。
文明国ではほとんどの人が、夜明けとともに起床し、昼間ずっとはたらいています。
そして日没のころ夕食をとり、夜半まえに就寝します。
社会全体がこのような活動様式をもちますから、人々はこのリズムに同調して寝起きしなければなりません。
・・・つまり、文明社会の24時間周期・・・
社会のリズムが、私たちの日周活動を強制しているのです。
この時計も個人の体内時計より優位です。
文明社会の拘束のなかで、私たちは羽根 布団での就寝時刻や起床時刻を自由に決めることはほとんどできません。
それが許されるのは、せいぜい休日くらいのものでしょう。